Ⅳワーク・エンゲージメントを高める方法

Ⅰ~Ⅲこれまではワーク・エンゲージメントについての知識を深めてきました。ここでは、実際にワーク・エンゲージメントとそのワーク・エンゲージメントを高める方法について見ていきます!(島津明人先生著書の「ワーク・エンゲージメント ポジティブ・メンタルヘルスで活力ある毎日を」を参考にしています。)

WEを高める方法として大きく以下の二つに分けられます。

➀仕事の資源(Job resources)

仕事の欲求度や欲求度に関する身体的、精神的な負担を軽減し、仕事上の目標達成を促進し、個人の成長や発達促進し助けるための物理的、社会的、組織的な仕事の側面である(Schaufeli & Bekker, 2004; Bakker, & Demerouti, 2007)。

個人の資源

(Personal resources)

個人の「内部」にある心理的なもの。積極的な対処スタイル、自己効力感、組織での自尊心、楽観性、レジリエンスなどが個人の資源である。

◎仕事の資源と個人の資源の関係性:資源が豊富な環境で働く従業員は個人の資源が高まりやすく、その結果それは仕事の資源につながり、ワーク・エンゲージメント活性化につながる。 ここまでは専門の本を参考に随分難しく話をしてきましたが、もう少し身近なものを例にとって考えていきましょう!

➀仕事の資源

とはつまり、”従業員を取り巻く環境そのもの”であるといえるのでしょう。例えば、上司からもらう適格なアドバイスや、同僚との友好的な関係性が資源となり、それらが仕事へのモチベーション向上にもつながりますし、よって効率のよい業務遂行ができるのではないでしょうか。また、組織の価値と個人の価値が一致しているとさらに良いパフォーマンスができるともいわれています。

➁個人の資源

組織や職場環境よりも個人に目を向けたものであることがわかります。従業員一人一人の自尊心やレジリエンスは、➀仕事の資源が豊富であると、つまり職場の環境が良いと、さかんに生まれるものだといえましょう。また逆に従業員一人一人が集まって組織としての会社が出来上がるわけですから、➁個人の資源があって➀仕事の資源が成り立つともいえます。
これらから分かるように、➀仕事の資源と➁個人の資源が互いにとって、必要不可欠な関係性であることがわかります。互いがあっての自分自身であり、互いに影響を及ぼしているということでしょう。
皆さんの会社でも仕事の資源、個人の資源、ともに豊富にしていくように工夫されてみてはいかがですか? Next:Ⅴ「メンタルヘルスの実際」